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世の中には、カネなどもっていても仕方がない、と言う人がいます。 愛情とか友情といったものがあればよいので、カネなど必要ない、とも言われています。 また、いくらオカネを持っていても、愛情は買うことができないではないか、という人もいます。 しかしそれなら、カネ以外のものは、ほんとうに頼りがいがあるのかというと、けっしてそういうわけではありません。 愛情などというものは、いつどうなってしまうかわからないし、友人にしても、いつ離れていってしまうか分かりません。 いずれにしても、カネにかぎらず、この世の中のものは、すべて一時的で不安定なものです。 しかし、その中でも、カネはもっとも変わりにくく、安定していて、役に立つものなのです。 「第一に食物、第二に着る物、第三に居る所なり。 人生の大事、この三つにすぎず」と「徒然草」にもありますが、この三つを手に入れるためには、カネというものがどうしても必要なのです。 たしかに愛情をカネとひきかえに手に入れるわけにはいきませんが、恋愛にしろ結婚にしろ、カネというものは、非常に重要な役割をするわけです。 また、病気などにしても、カネさえあれば、現在では、たいていのものは直ってしまいます。 カネなどつまらないと思っている人が、株式投資をするということは、あまりないと思いますが、カネのありがたみを身にしみて知らなければ、株式投資で成功することは難しいでしょう。 |
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