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株式投資は、買いと売りだけで成り立っているのではなく、「休む」ことも相場を張っているのと同じ状態であるという趣旨です。 『三昧伝』にも、「心に叶わざる相場の時は休むべし」とあります。 このように、「休む」ということは、株式相場では絶対に必要なことですが、 ただ、この「休む」ときの心構えが大切であり、売り買いしている時以上に重要であります。 つまり、相場で「休む」というときは、ただ漫然と休んで果報を待てというようなものではなく、もっと積極的に働きかけることが大切で、その休んでいるときに、毎日の株価の動きとか出来高を注意深く観察し、いざという時には、いつでも出動できる態勢を整えておけということです。 そういう意味からいいますと、株を売買している以上は、相場を完全に休むということなどありえません。 よく、売買を頻繁にしている人に対して、「あまり株のことだけを考えていると、精神的に疲れるから株を少し休んだらどうか」ということを言う人がいますが、これは全くの間違いで、休んでいるときこそ、精神を研ぎ澄ませ、株を研究しなければならないのです。 ある意味では、株を売買しているとき以上に疲れることなのです。 |
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