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ニコラス・ダーバスは、職業はダンサーであったようですが、株の値動きだけを研究して、売買をやり、200万ドル儲けたということです。 株には、いい株とか悪い株とかいったものはなく、ただ上がる株と下がる株があるだけだ、という株式相場の本質を、実にうまく言い表しています。 実際に、株式投資をする際に、いい株とか悪い株という角度から見ていたのでは、なかなか儲けることはできません。 ファンダメンタル・アナリシスというものが不要だというわけではありませんが、よい株が上がり、悪い株が下がるわけではありません。 その点、上がる株か下がる株かという、値動きの点だけを見ていれば、大きな誤りは冒しにくいものです。 ただ、値動きと一口に言っても、ケイ線、チャートの融通のきかない法則に頼っていたのでは、ファンダメンタル・アナリシスと同じように、しばしば大きな誤りを冒しやすいのです。 それならば、なんに頼れば良いのかといえば、値動きそのもの、出来高そのものを、法則など当てはめずに、精神を集中してみていればよいということで、それには、毎日場帳を書いて、十分に研究するしか方法がありません。 |
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