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「カラ売り」というのは、一口で言えば、天井を売ることです。 「カラ売り」は危険だから近づくな、というようなことも言われますが、それは天井で売らないで、上がり始めとか、上がっている途中を売ってしまうからです。 いずれにしても、「カラ売り」のむずかしさは、天井をみつけることのむずかしさだといえます。 天井と底を比べますと、たしかに天井のほうが、見つけるのがずっとむずかしいです。 そこで、「カラ売り」には、「ナンピン」ということが、どうしても必要になってきます。 もちろん、この場合の「ナンピン」とは、普通の「ナンピン」ではなくて、高値売り上がりのことであります。 株式投資には、慎重さということが必要ですが、特に「カラ売り」の場合は、慎重さというものが、何よりも必要となってきます。 「始めは処女のごとくにして、難平の心がけを要するも、その乗ずるや脱兎のごとくすべし」というのは、そのことであります。 ところが、「カラ売り」で大ケガをしてしまう人は、はじめから脱兎のような勢いで、一度に1万株とか2万株とかを、「カラ売り」してしまうので、どうしても苦しくなってしまうのです。 「カラ売り」は、特に打診売りが必要で、最初は千株ぐらいからはじめのが良いでしょう。 |
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