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野球には、守りの野球というようなことがいわれますが、株は、野球とは違って、守りの株というものはありません。 株というものは、安定というものがなく、変化と混乱がその本質なので、守りというものには本来、向かないのです。 もし、守りの株でやりたいという人がいるとすれば、そういう考え方は危険で、安心安全を求めるならば、少なくとも公社債で運用すべきでしょう。 株式投資には、消極的な攻撃というのはダメで、常に積極的な攻撃が必要であります。 もちろん、積極的な攻撃といっても、最初は打診買いから慎重に始めることも必要ですが、ここ一番という時には、分別も何もかもかなぐり捨てて、捨て身の攻撃をしなければなりません。 また、攻撃を敢行した場合、もしそれが失敗だったと気づいた時は、一刻を争って撤退しなければなりません。 なお、撤退もまた、グスグスしていてはダメで、迅速機敏な気迫のこもったものでなければなりません。 なぜなら、撤退もまた、攻撃の一種だからです。 |
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