|
★ ミシェル・ド・モンテーニュ(1533〜1592)の名言 16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者。 モラリスト、懐疑論者、人文主義者。 現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、各国に影響を与えた。
★ 先のことを考えすぎると、一歩も前に踏み出せない 目指すべき目標をしっかり持っているのに、それを達成するための方法を考えると、いろいろな難問が頭をよぎり、そのために一歩も踏み出さない前から憂うつな気分になっていませんか。 あるいは、「もしも失敗したら、人生が無駄になるだけでなく、そのために費やしたお金も無駄になってしまうのではないか」と考えてしまい、目標や夢に向かう気持ちが萎えてしまっている人もいるのではないでしょうか。 慎重な人なら、これから先に起こるであろう状況を想定して、いろいろと準備することもあるでしょうが、たしかにそれは失敗や行き詰ったときに、素早く問題解決するためには役立つかもしれません。 ですが、苦しい状況や辛い状況だけは、想像力をたくましくしないことです。 ★ 考えすぎると、夢の中の苦しみを現実世界と勘違いする 失敗して困難を乗り越えなければならない状況は、実際に起こることもあり、そのときはもちろん苦しいものですが、現実に直面しないうちに、失敗したらどうしようと考えて悩んでしまう状況は、頭の中での苦しさでしかなく、現実的な苦しさではまったくありません。 それはちょうど、「枯れ尾花を見て幽霊が出た」と思っているようなものです。 ですから、失敗したときのことは考えずに進んでみるのもいいのではないでしょうか。 成功するか失敗するかは、動き始めてみないとわかりません。 最初から失敗に備えておいたほうがそこから立て直すときにスムーズだというケースもありますが、どんなことにも想定外のトラブルはつきものです。 実際に失敗する前からそれを恐れていても、無駄に苦しいだけです。 |
|
||||
Copyright (C)2015. 古歌・辞世の歌・禅の言葉・名言・格言から生き方を学ぶ All rights reserved. |