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【古歌92】・・古歌に学ぶ生き方



   形こそ
    深山(みやま)がくれの 朽木(くちき)なり
            心は花に なさばならん




【歌の意味】

一見、朽ちかけの木に見えますが、いつでも花を咲かすぐらいの気持ちはあるぞというし趣旨です。


今まで歩んできた人生の道のりは長かったようでも、後から考えると、ほんの一瞬のできごとで、過ぎ去った過去は短いものです。

どうでもいいことに腹を立てたり、悔やんだり、あるいは勝ち誇ることもあったり、自慢したり、嫉妬を燃やしたりと、人生で起きたいろいろなできごとが脳裏を去来しますが、過ぎ去った過去を今から思いますと、やたら懐かしさがこみ上げてきます。

50歳を過ぎ天命を知る年になりますと、人生に対する熱い思いが年とともに枯れるのかと思いきや、なかなかどうして叶わなかった夢や希望にますます執着して、一旗上げたい気持ちだけは変わらないものです。

★ 還暦過ぎたら、1年ごと
★ 70過ぎたら、1ヵ月ごと
★ 80になったら、1日ごと
★ 90になったら、朝か晩

これ余命の目安。ご用心、ご用心。

生活指針


@ 軽諾(かるはずみに引き受ける)は、かならず信頼を失う。
A 愚かな人が財を貪るのは、まるで蛾が火におもむくようなもの。
B 成功を焦るものは、恨まれる何かがある。




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