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屁理屈を ゆうていっぱし 我ひとり 理屈のように 思う世の中 【歌の意味】 うぬぼれて手前勝手に理屈を言っては、何でも押し通そうとするが、広い世間では通用しないよという趣旨です。 ひな鳥が卵からかえった姿を見て、最も驚くのは目玉の大きさでしょう。 体全体からしても、頭部に占める割合の大きさにしても、その目の大きさは本当に驚くばかりです。 それはそうでしょう。 とにかくその目で、これから世界を見、置かれた環境の中で自分のあるべき姿を確かめ、あるいは、これから生きていくのに必要なエサを探すのに、なくてはならない大事な目なのだから当然です。 つまりこの時点で、人間をはじめ万物は自己中心にものを見、自己中心に物事を判断するように創られているのが分かります。 このように大変重要な目ですが、人間として、なくてはならない大切なものは、実は目ではなく、心なのです。 何を食べるかは肉体の意地に必要なので目が大事なことは分かりますが、それ以上に大事で大切なのは外界を見る目、その人の意識が何に向かっているかを象徴する「心」であります。 目は、ものの善し悪しを見、心は、ことの是非善悪を知ります。 たとえ目が不自由でも、心がしっかりしていて力強く生きている人もいるし、反対によく見える目を持ちながら、心の出来具合が悪いために周囲と協調性を欠き、大事な人間関係をそこない、時として悪事に走り、家族や社会から孤立し、悲嘆にくれる人もいます。 生活指針 @ 常識外の方法は、めったに成功しない。 A 知恵や手段も時として鈍な人に負ける場合がある。 B あらゆる知恵をめぐらした謀りごとでも、正直者には勝てない。 |
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