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確率はあくまで確率にしかすぎない


たいていの場合、大きな朝鮮には成功する可能性があれば、失敗するおそれもあるものです。そんなとき、「失敗するかもしれないから諦めよう」と考えるクセがついていると、いつまでも成功にはたどり着けません。



★ 「失敗しそう」と「必ず失敗する」は違う


「マーフィーの法則」をご存知でしょうか。先人たちの数々の経験則から生まれたユーモアで、「失敗する可能性があることは、いつか失敗する」という考え方が基本です。たとえば、「洗車をし始めると雨が降る(ただし、雨乞いのために洗車する場合を除いて)」「トーストを落としたとき、バターを塗った面が下になる確率は、敷いているカーペットの値段に比例する」といったものです。

いわゆる「あるあるネタ」のようなもので、ジョークとしては面白いのですが、真剣にこれと同じような考え方をしてしまう人がいるのです。

何かをしようとするとき、なんとなく「失敗しそうだな」「きっとうまくいかないだろうな」などと考えてしまっていませんか。そして、それが本当に失敗すると「やっぱり失敗した」「思ったとおりだ」などと納得し、さらに穏やかではいられなくなるのです。

ですが、これは率直に言って悪いクセです。すぐに改めましょう。

あらかじめ100パーセント確定していることでない限り、確立はあくまで確率にしかすぎません。成功する可能性もあれば、失敗するおそれもあります。それなのに、悪いことのほうが起こりやすいような気がしてしまうのは、自分に自信がないということなのです。

何の確証もないのに、いつも失敗しそうだと考えていると、肝心なときにためらってしまうでしょう。せっかく行動するチャンスなのに、「失敗しそうな気がするから、やめておこう」などと考えるのは大変な損失です。


★ 負のジンクスに踊らされないこと

人は経験を積み重ねることで「こういうときは、こういうことが起こる」というパターンを発見します。それは個人的レベルですが、いわゆるジンクスのようなものです。そしていざというときは、この自分なりのジンクスに頼ろうとしがちです。

しかし、とくにクヨクヨしがちな人の場合は、いいことよりも悪いことのほうを、明確に記憶しているものなのです。そのため、実際は成功と失敗の確率が半分半分の場合も、失敗のほうが多かったかのように感じてしまいます。

自分勝手なジンクスや直感が当たるとはかぎりません。成功するか失敗するか不安なのであれば、明確なデータや信頼できる人のアドバイスを当てにしたほうがいいでしょう。

行動する前から失敗を意識しては、うまくいきそうなものも、うまくいきません。
絶対に成功してみせるという熱意や必死さが、成功へと導くのです。





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