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生業に はげむる道の 奥にこそ 黄金(こがね)花咲く 道はありけり 【歌の意味】 自分が生活の糧を得ているその職業を真面目に勤め上げたら、いつかは必ず成功し、富貴栄誉を得ることができるという趣旨です。 かつて日本もバブル経済で総国民が浮かれていた時代がありましたが、その頃は企業も、あるいは会社勤めのサラリーマンでさえ株に手を出したり、不動産に手を出したりして、値上がり益を得ようと奔走していたものです。 また、その頃は企業も本業を忘れて、たとえば、本の販売を主としている企業が外食産業に進出したり、分譲マンションの販売に手を染めたりしましたが、ほとんどのそういう二股をかけたような企業は自然に淘汰され、倒産していきました。 人それぞれ、天から与えられた天職というものがあるわけですから、まずは自分に与えられた仕事を気迷いせず、一心不乱に打ち込むことが大切です。 そうした日々の積み重ねの結果、オカネや地位は自然に身についてくるものです。 自分の職業に集中できないほど、気の毒な人はいませんが、たとえ、自分の職種に適性がなくても、継続して真面目に取り組み、専門家の域まで達しますと、必ず、陽が射し、結果は求めずとも結果のほうがやってくるものです。 「ムササビ 五能一技を成さず」という言葉がありますが、全てにそこそこ秀でているよりも何か一つに秀でているほうが良いという意味です。 ムササビは空も飛べるし、陸上を走ることもできます。 また、水中にもぐることもできるようですが、飛ぶことにかけては鳥に負け、陸上を走ることでは犬にも負け、泳ぐことでは魚にはかないません。 このように、ムササビはいろいろなことができますが、専門家にはかなわないというたとえであり、まずは仕事のブロを目指してください。 |
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