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★ 趣旨 人は、必ず人知れず徳を積むべきであると教えています。現代社会では難しいなどといわないで、実行してみましょう。 ほめられるのは、とても気持ちのいいことです。 ほめられると「また頑張ろう！」という心が生まれたりします。 ですが、それは人が見ていてくれたからこその結果に過ぎません。誰かが気がついてくれたから、ほめてもらえたわけです。 個人や社会に対して、誰も見ていないところで誰の手柄になるかわからないことを一生懸命行う「個人的なボランティア活動」は、実はとても難しいことかもしれません。 この禅の言葉では「陰徳」のような無償の働きは人前で行うのではなく、人知れず行うことを勧めています。そうしなければ、自分の徳にならないというのです。 人の見ているところでは相手に負い目を感じさせてしまう可能性があるからです。 相手に対する優越感からくる自己満足を戒めるためにも、人知れず行いたいものです。称賛やお金など目先の利益や損得で動く人は、結局称賛もお金も得られないものです。
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