Menu ▼
生き方を学ぶトップページ
古歌のトップページ

【古歌40】・・古歌に学ぶ生き方



   世の中の
    人は知らねど 科(とが)あれば
        我が身を責める 我が心かな




【歌の意味】

人間だれしも邪悪な心で何かを企んだら、必ず良心の呵責があるという趣旨です。


人間は、生まれながらにして、環境や教育には関係なく、良心というものがあります。その良心の定義は難しいですが、一般的には

@ 節度を守る。

A 身を慎む。

B 何ごとにも我慢する。

C 身に過ぎた贅沢をしない。

D 自分の言動の行き過ぎに自制を促す。

E 人に対して寛容の心が動く。

F 恥を知る。

というように、どちらかといえば、謙虚さが前提にあるような心が良心ではないでしょうか。

もし、これらに反したような行為があれば、どうしても人間の図々しさが前面に出て、自己主張が過ぎたり頑固になり、人との協調がうまくできなくなり、最後には孤立してしまうものです。

人間は、たとえ@〜Fのような良心が誰の心にもあるものですが、それを虚栄心や欲望が邪魔をして、この良心が心の片隅に追いやられているのが心の状態ではないでしょうか。

いずれにしても、少しでも良心の呵責がない生き方をしたいものですね。

@ 名利を喜ぶ人は、かならず恨みが多いです。

A 財を失うことの失は小なり、失の最も大なるものは智を失うことである。





古歌に学ぶ
31 見ればただ なんの苦もなき 水鳥の
足はせわしき 浮き世かな
32 かばかりの ことは浮き世の ならいぞと
許す心の 果てぞ悲しき
33 かりそめの 言の葉ぐさに 風立ちて
露のこの身の おきどころなし
34 色と酒 利欲におのが 目がくらみ
うかうかはまる 借金の淵
35 キッパリと 埒(らち)のあきたる 世の中に
埒のあかぬは 迷いなりけり
36 重くとも 我が荷は人に ゆずるまじ
になうにつけて 荷は軽くなる
37 いくたびも 思いさだめて 変わるらむ
頼むまじきは 我が心かな
38 善悪の 人の見る目は ありながら
我が身のうえは ウバタマの闇
39 心から 流れる水を せき止めて
己と淵に 身をしずめけり
40 世の中の 人は知らねど 科(とが)あれば
我が身を責める 我が心かな



生まれ日で分かる性格診断
生まれ年(干支)と生まれ月でわかる性格・運勢・相性占い
無料の誕生日占い(運勢・性格・相性・方角占い)
四柱推命ソフトの販売とネット講座の開講
九星気学による性格・運勢・相性占い
女性のための血液型診断・占い
人相はあなたの心を映す鏡
男心がわかる恋愛心理講座
仕事のできる男と仕事のできない男との違い
しぐさ・癖・見た目でわかる性格・恋愛・深層心理
心の裏をズバッと見抜くブラック心理学
恋愛学は陰陽の本質を知ればもっと楽しくなる