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【古歌51】・・古歌に学ぶ生き方



   こと足れば
     足るにもなれて なにくれと
       足るがなかにも なお嘆くかな




【歌の意味】

何不自由のない日々を送っているのに、まだ、足りない、あれも欲しい、これも欲しいでは、実に情けないという趣旨です。


現在は、たとえ不況とはいえ、文化文明が進み、どの家庭にもモノが溢れているのに、それでもまだ足りないと嘆き、あのブランドが欲しい、あのバッグが欲しい、あるいは大型のテレビが欲しいと、人間の欲とは、げに恐ろしくとどまることを知りません。

これではいくらお金があっても足らず、最後はローンやカードにも手を出し、眉間に皺を寄せてはため息ばかりです。
足るを知る心は、精神の自由度を得た人ではないかと思います。

精神の自由度を四柱推命学の視点から考察しますと、精神の自由度が低いほど、人間の欲望や煩悩が強くなり、精神の自由度が高いほど、人間の欲望や煩悩が弱くなると考えられます。

★ これを中和の理から説明しますと、
★ 体(日干)と用(格)のバランスが崩れるほど、人間の内部に潜む貪欲、妄念、怨み、怨念、嫉妬、怒り、執念、我執、自惚れ、妬み、不満など、普段は心の内部に隠されて表に出ないこれらの感情が、理性によって抑えきれず、しぜんと表面化する度合いが高くなると考えられます。
★ そのうえ破格している人は、精神に焦りや苛立ちがあったり、心に迷いがあって、精神の安定が得られないと見ます。
★ 体(日干)と用(格)のバランスが取れるほど、理性が煩悩を抑え、自制心がきき、人間内部のいやらしい部分が表面化しにくいと考えられます。

■ 人格者の定義
  中国では、すでに何千年も前にその定義がなされています。
 ◇ 天理に純にして、人欲の雑なきものなり。


これは、一つのことに志を立てれば、それを貫くためには、雑念を抱かないということであり、もっと端的に言えば、これを仕上げたら、おカネになるとか、名誉が手に入るなどという邪念をいだかず、ひたすら正しいと思ったことを貫く人を人格者と言います。

生活の基本としては、何でも楽しみは極めないことか大切で、不足の喜びを知ることです。




古歌に学ぶ
51 こと足れば 足るにもなれて なにくれと
足るがなかにも なお嘆くかな
52 山川の 末に流れる 栃殻(とちから)も
身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ
53 道のべの 草にも花は 咲くものを
人のみ徒(あだ)には 生まれやはする
54 身を思う 心ぞ身をば 苦しむる
身を思わねば 身こそ安けれ
55 いまごろに なに驚かん 神武より
二千年来 暮れていく年
56 色黒く 顔の悪しきは 生まれつき
直せば直る 心直せよ
57 知るとのみ 思い知りても なによりも
知られぬものは 己なりけり
58 雨そそぐ 軒の下石 くぼみけり
かたき枝とて 思い捨てめや
59 カネカネと 騒ぐうちにも 年は暮れ
我が身は墓に 入り相(あい)の鉦(かね)
60 もちゃつかぬ 家は餅つく 年の暮れ
もちゃつく家は 餅つかぬなり




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