|
金ほしや 地獄の沙汰も 金しだい さりとて金では行かれぬ 極楽の道 【歌の意味】 地獄ではお金が通用するといわれているのに、極楽だけはお金を積んでも中に入れてくれないようですね。 現世では、お金があれば、欲しいものは何でも手に入れることができるだけでなく、地位や名誉さえもお金で買えないことはないでしょう。 しかし、極楽の門だけは、ワイロが通用しないようです。 この門を通るために、あなたが生存中、自分自身の自由奔放な心や煩悩の炎をいかに制御して、他人や家族のためにどんなに尽くしてきたかということが大切であり、他人のためにどれだけ思いやりと愛情を注いできたかが、門を開く唯一の通行手形です。 要は、お金も確かに日常生活をしていくうえで、大切なことは申すまでもありませんが、ただし、人間は、「パンのみに生きるにあらず」といわれているように、人格を磨くことこそ、本来の人間の生れてきた意義ではないでしょうか。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 古歌・辞世の歌・禅の言葉・名言・格言から生き方を学ぶ All rights reserved. |