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山人の いつしかつけし 斧のあと 松はそれより 雪折れぞする 【歌の意味】 松に間違って斧をうちこんだために、後年になってそこから腐って、雪の重みで倒れてしまうという趣旨です。 人間は、家庭生活においても社会生活においても、何らかの障害とか失敗はつきものであるし、体でも、いつかは病気になるし、不治の病に見舞われるかもしれません。 これらの運勢上の問題にしても、体や心の問題にしても、偶然やってくるようなものではなく、その種は、すでにあなたの過去に蒔かれたものです。 もちろん、その種は他人が蒔いたのではなく、あなた自身が蒔いたものであり、おまけに肥料や水遣りもしっかり行って、大きく成長させてしまった結果、現在のあなたの運勢や健康状態があるのです。 ですから、その運勢や健康状態を良い方向に向かわせようとするなら、気がついたときから、良い種を蒔くしか方法がないことを知っておきましょう。 そうすれば、将来にきっと大輪の素晴らしい花が咲くでしょう。 生活指針 @ 現在の果を知ることによって、過去の因を知ることができます。 A また、現在の因を知ることによって、未来の果も予測されます。 B どれだけ悟ったといっても、行動していなければダメです。 |
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