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【古歌64】・・古歌に学ぶ生き方



   つくづくと
     思えば悲し いつまでか
        身につかわるる 心ならずや




【歌の意味】

いろいろ考えてみるに、自分の心の欲望のままに、体を働かせているが、いつまでこんなことを続けたら良いのか。


この世は二元論で成り立っています。
具体的に言えば、陰と陽、表と裏、プラスとマイナス、上と下、天と地というように、相反するもので成り立っており、そして、宇宙はその相反するもの同士のエネルギーの絶妙なバランスによって調和が図られていると考えられます。

これら陰と陽の不可思議で巧妙な働きは、何も物質に限られたものではなく、精神科学においても、当てはまります。
たとえば人間を例にとりますと、私たちが日常活動を行うことができますのは、精神が肉体に宿ることによって、お互いが同一の人間であると認識できる環境に置かれるからでありまして、肉体のない精神だけでは、人間生活は成り立ちません。

このように精神を陰とすれば、肉体は陽となって、不即不離の関係になっていまして、いずれが欠けましても生命活動が維持できない仕組みになっています。

この古歌のような関係は、この精神と肉体のエネルギーが崩れている結果、心のままの生き方になってしまったのです。

この場合は、精神(欲心を抑制する)のエネルギーが弱く、肉体(欲心)のエネルギーのほうが強くなった結果、起こる現象です。

聖人君子になるほど、精神のエネルギーが強く、肉体のエネルギーに勝ってくるものです。





古歌に学ぶ
61 世の中は 流れ渡しの 船なれや
下るぞ棹は さしよかりけり
62 人多き 人の中にも 人ぞなし
人となせ人 人となれ人
63 手や足の 汚れはつねに 洗えども
心の垢を 洗う人なし
64 つくづくと 思えば悲し いつまでか
身につかわるる 心ならずや
65 世の中は ウサギとカメの かけくらべ
早いからこそ 遅くなるらめ
66 すさぶ世に 思いだせかし 古人(ふるひと)の
聖(ひじり)の歌を 生きるよすがに
67 我にある 宝を知らぬ 愚かさに
世界のものを 欲しがりぞする
68 世の中は なにもいわずに いよスダレ
その善悪は 人に見え透く
69 苦しみて のちに楽こそ 知らるなれ
苦労知らずの 楽は味なし
70 有りという 人に地獄は なかりけり
無しと思える 人にこそあれ



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