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【古歌67】・・古歌に学ぶ生き方



   我にある
    宝を知らぬ 愚かさに
      世界のものを 欲しがりぞする




【歌の意味】

自分の身のうちに秘めた素晴らしい素質を顧みず、外にあるものばかりを求めようとする。


バブル経済後、現在のような低迷した景気が続きますと、企業者のみならず個人のサラリーマンでさえ、何とかそれを打開したいと焦った気持ちで、本業以外に手を出す人がいますが、ほとんどの人は結果的には倒産の憂き目にあうとか、あるいは、退職後、退職金をつぎ込んで新規事業に手を出しては、元も子もなくなって憂き目にあっている人がいかに多いことでしょうか。

08年の自殺者数は3万2249人で、前年から844人減ったものの、11年連続で3万人を上回ったとのことであり、白書では、06年から09年にかけて自殺者46人の遺族を対象に、原因などを聞き取り調査した結果、12人が自殺前の1年間に過度な飲酒などをしていたことが分かり、白書は「借金などの悩みを紛らわせるため大量に飲酒し、精神状態を悪化させている可能性がある」と分析しています。

これらの自殺の原因はいろいろあるでしょうが、やはり自分の中にある宝に気づかず、外にあるものだけを追っかけた結果ではないかと推測します。

自分の中にある宝とは、ある人には父祖から受け継いだ手先の職仕事だったり、ある人には先代から引き継いだ事業だったり、ある人は親兄弟や先輩から勧められてのサラリーマンだったりして、生きていく人生の「頼りになる宝」は千差万別ですが、いやしくも長年の経験に基づくものや、自分の性格に合ったものをはったらかして、未経験のものに手を出して成功することは、まず無理といえるでしょう。




古歌に学ぶ
61 世の中は 流れ渡しの 船なれや
下るぞ棹は さしよかりけり
62 人多き 人の中にも 人ぞなし
人となせ人 人となれ人
63 手や足の 汚れはつねに 洗えども
心の垢を 洗う人なし
64 つくづくと 思えば悲し いつまでか
身につかわるる 心ならずや
65 世の中は ウサギとカメの かけくらべ
早いからこそ 遅くなるらめ
66 すさぶ世に 思いだせかし 古人(ふるひと)の
聖(ひじり)の歌を 生きるよすがに
67 我にある 宝を知らぬ 愚かさに
世界のものを 欲しがりぞする
68 世の中は なにもいわずに いよスダレ
その善悪は 人に見え透く
69 苦しみて のちに楽こそ 知らるなれ
苦労知らずの 楽は味なし
70 有りという 人に地獄は なかりけり
無しと思える 人にこそあれ



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