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すさぶ世に 思いだせかし 古人(ふるひと)の 聖(ひじり)の歌を 生きるよすがに 【歌の意味】 現在のようにすさんだ世の中だからこそ、先人が血のにじむような苦労の末に悟って残してくれた歌を思い出して、生きる基本を学びなさい。 いまの日本は、どこへ進もうとしているのでしょうか。 安心・安全神話は完全に崩れ去り、雇用が安定せず、不安を抱えた若い学生たちが街にはあふれ、また、真面目に働いていた大人たちも、いつ解雇されるか分からず不安な日々を送っていますが、こんなことで良いのでしょうか。 一方、道を歩いているだけで、殴られ突然お金を取られ、一歩間違えば、命までもが危うい世の中になってしまい、横断歩道も、安心して渡れない状態です。 子供達の列に、車が飛び込むことすら多すぎて「本当に、事故なの?」と疑いたくなりますが、横断者を待っていられないほど、気が競っているって一体どうなっているのでしょう。 いじめがエスカレートしたのか、親までもリンチまがいの行動を子供達とともにしてしまったり、我が子を「八年も監禁」してしまう母親がいたり、父親は、もっと早く、母子を救うべきだったでしょう。 少子化の問題をかかえているのに、安心してお産もできず、医療に関しても、国民健康保険に加入できずにいる子どもたちの数も多いという。 これらを言い出したら、枚挙に暇がありませんが、このように心のすさんだ世の中だからこそ、先人の苦労を無駄にしないように、古歌を生きる道しるべにするのが良いのです。 |
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