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苦しみて のちに楽こそ 知らるなれ 苦労知らずの 楽は味なし 【歌の意味】 苦労した末に、はじめて幸福の喜びや人生の深い味わいが分かってくるものだ。 現在、成功者といわれるような人、たとえば、何かの発明をして創業者になった人とか、あるいは、そこまで、いかなくても、会社の役員にまで上り詰めた人など、その成功の度合いはいろいろあっても、一角の人物になったような人は、みな生まれながらに成功者で生れてきたわけではありません。 成功するまで、あらゆることを試行錯誤し、何百回となく、頭をあっちにぶつけ、こっちにぶつけるなどし、そして頭にタンコブができる隙間がないぐらい、頭をぶつけた結果、やっとの思いで這い上がってきた人たちです。 そういう人こそ、本当に成功の喜びを知る人であり、失敗を糧にしてきた人です。 最近の若者は、厳しい競争を勝ち抜いてやっと入社したというのに、ちょっと上司が気に沿わぬことを言ったとか、あるいは、傲慢不遜にも会社の方針が自分に合わないと偉そうに言っては、すぐに辞めてしまう人が多いそうです。 こんなことで、どうして成功の意味とか、仕事の意義、あるいは人生の意義などがわかりましょうや。 |
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