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★ 世阿弥の名言 室町時代初期の猿楽師。 父の観阿弥とともに猿楽(現代でいう能)の発展に努め、数多くの書物を残した。
★ 最初の感動を覚えていますか? 「初心忘るべからず」という言葉は非常に有名ですが、誰の言葉かを知っている人は少ないかもしれません。今に伝わる能の元祖、猿楽を発展させた世阿弥は、新しく芸を覚えたら、その体験を忘れてはいけないということを伝えたかったのです。 新しく手に入れた知識や、そのときの感動を心の中に増やしていくことは、技術や能力の向上につながっていくのです。 近年は「若いころや未熟なころの志を忘れてはいけない」という意味で使われることが多いようですが、決してそうではないのです。 自分がいくつになろうと、どれだけ経験を重ねていようと、新しい感動を得たときこそが初心なのです。 ★ いくつになって新鮮な感動を求め続けよう 経験や実力を重ね、ものごとに慣れてしまった人は、いつしか新鮮な感動を失ってはいないでしょうか。 世間を見渡せば、勉強や仕事、家事などにとどまらず、趣味や遊びの世界でも、新しいことを面倒に感じている人が多いように思えます。 ですが、人は新鮮な体験をたくさんしてこそ、成長するものです。冒険心のない、普段どおりの慣れ切った行動を続けるのは、自分自身の成長のチャンスを捨てているのも同然なのです。 「初心」を味わうために、年齢は関係ありません。 |
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