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★ 森鴎外の名言 明治、大正期に活躍した小説家。 軍医として任官する傍ら『舞姫』などの小説を執筆した。
冒頭の名言にある「傾注」とは、精神や力をひとつのことに集中することをいいます。 「人間が本気になってひとつのことに集中し、全精力を傾ければ、きっとどんなことも成し遂げられる」というものです。物語中では脾肉のように使われていますが、真理と言えるでしょう。 集中力はあらゆるものごとの成功・失敗に深く関わります。ある心理学的研究によれば、人間の集中力は、およそ25分間しか持たないとも言われています。その後は10分程度の休憩を挟めば、また集中力を取れ戻せるというのです。 余談ですが、それがもし本当だとしたら、なぜ中学校や高校の授業時間は50分のところが多いのでしょう。 ★ 集中力は成功の助けになる 私たちにも、たとえば好きな本を読んでいて、ふと気がついたら2時間があっという間に経っていたと感じることがあります。 これは、集中力が持続していたから成し得たことなのではないでしょうか。つまり人間の能力は、まだまだ科学や心理学などで計り知れない部分が多いということです。 「火事場の馬鹿力」というものもそうです。集中した結果、普段は力がそれほどでなくても、いざとなると想像もできないような力を発揮できるということです。 私たちは集中力を大いに活用して困難に立ち向かっていきたいものです。それはきっと、私たちを成功に導く助けになってくれるに違いありません。 |
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