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世の中を 安々(やすやす)渡れ 古人(ふるひと)の 聖 (ひじり)の文を 道のしるべに 人は昔から @ 自分勝手な思いこみで、行き違いや思惑違いが多い。 A 人生は浮き沈みが多く心労が絶えず、落ち着く暇がない。 B 人のために尽くしても、報われることが少なく、逆に裏目に出ることが多い。 C 悪い奴ほどのさばっている。 D 自分では一生懸命頑張っているのに、いつまで経っても芽が出ない。 E 女性ですと、男性に精一杯尽くすのに、いつも裏切られてしまう。 などして、あまりにも悲哀をかこつことが多いのではないでしょうか。 昔の聖人は、何年も何十年もかけてあらゆる方法を講じても、運勢はいかんともし難いということを悟り、ひとつの古歌としてさまざまな教訓をわれわれに残されました。 われわれは、そういう過去に幾多の辛酸をなめ、そういうほろ苦い人生の中から、ひとつの生き方を生み出した聖人の知恵を今こそ大切にするべきではないかと思います。 |
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