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★ 趣旨 山は山として、水は水として、その本分を全うしているように、無理やりに自分を飾り立てる必要はまったくないという意味です。 ともすれば私たちは、周りの人の目を必要以上に癸にしてしまう傾向があるように思われます。 実際のところ自分に似合うかどうか分からないファッションのブランド品や、流行の服をとりあえず身につけていなければ落ち着かないという気持ちに誘われることがあります。 それは、いったいなぜ起こるのでしょう。 ありのままの自分の姿を信じられず、 「少しでも背伸びをしたい」 「他人からよく見られたい」 と思うからでしょう。 ブランド品や流行の服の価値を自分の価値だと信じているから、身にまとうことは必要だと考えているのです。 大自然の姿を思い描いてみてください。 山は山。海や川の水は水。 だからこそ美しく、調和が取れているのです。 私たちも同じです。 それぞれの個性を生かしていけば、よいパートナーに恵まれ、社会全体もうまく循環していくのです。 人は、無理に本分を曲げず「自分は自分らしく」を全うしていくことが大切なのです。 何よりも穏やかにいられるはずです。
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