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★ 趣旨 悟りを妨げているものが煩悩ですが、煩悩と悟りは表裏一体であり、煩悩が悟りの縁になります。ですから、煩悩がまったくない人などはいません。 「煩悩」とは、すなわち私たちを悩ませて苦しめる根本原因のことで、心身を悩ませるものです。 三毒(貪欲、怒り、愚かさ)ともいわれ、個人個人によって違った形で現れます。それは、人間が不幸になる要因の代表的なものなのです。 たとえば、「朝起きて今日は仕事をする気がまったく起こらないから、さぼっちゃおう」という心の働きは、普段から仕事にストレスを感じ、休みたいとどこかで思っていたことが、二日酔いや寝不足などがきっかけになって生まれた結果なのかもしれません。 でも、まわりに迷惑がかからないようであれば、体調の優れない日は無理をせず会社を休みましょう。 誰にでも煩悩はあります。 「菩提」、いわゆる「悟り」への道は、棒脳があってこそ開けるとも考えられます。 さぼってしまったとしても、「これはいけないことだ」と反省することで、「菩提」への道の入り口、幸福への道が出現するものなのです。
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