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★ 趣旨 歳月の積み重ねが人を作り、自分が病んだり、老いたりということを過度に恐れることはない。 美しい生き方を毎年重ねていくように、年齢を重ねていきたいものです。 テレビや雑誌などでは、老化を防止する方法、若返りの方法が「アンチエイジング」と称されて人気です。 とくに団塊の世代に顕著なようです。 若い頃は歳を取ることにたいして無頓着だった人も、自分の髪に白いものが混じり体力の衰えを感じるようになったり、同世代の死に直面したりすると、不老不死などあろうはずもないのに、されに憧れを持つようになったりします。 「思えば、寒い冬が終わって春になると、昔年と同じように花は美しく咲くけれども、一緒にこの花を見た人はもはやこの世にはいない」。 この詩は、このように自然の悠久さと人間の生命のはかなさを対峙させて、人生の無情を謳ったものです。 ですが、歳は取るものではなく重ねるものです。美しい生き方を年年重ねることで、自分がより美しくなれるのです。 「あぁ、あの人の人生は素晴らしいものだったのだろうな」とまわりから言われるように、これからも生きていきたいものです。 |
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