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★ 趣旨 遠く離れた山で打った鼓に合わせて舞を踊るように、心を通わせる関係をいいます。 禅宗における師弟関係などで、「一心同体」であることを表した言葉ですが、禅の師弟関係に限らず、現代の人間関係にもおおいに言えることです。 「あなたがどこか離れた場所で鼓を打つ、つまり行動を起こすと、それをいつも遠くから応援してくれる相手がいる」と、どんなに心強いことでしょう。 あなたの思いが届いていれば、相手との距離は関係ありません。 親子でもパートナーでも、友人でも、会社組織における同僚や上司部下の関係などでも当てはまります。 人生を豊かで有意義に過ごす上で、志や意識を同じくする理解者は欠かせない存在のはずです。 そのために大切なことは、いかに自分に恥ずかしくない鼓を叩くことができるかです。 美しい音色の鼓こそが、真の同士を作るための方法だと思いますが、いかがでしょう。 参考・・【禅でお部屋をスッキリ】 お寺の玄関で、「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という標語を見かけたことはありませんか? それは「自分の足元をよく見ること」、つまり、「自分自身の心の行いをかえりみよう」という意味の言葉です。それと同時に、「履き物を揃えよう」という注意にもなっているのです。 禅宗のお寺では、整理整頓に関するルールがしっかりと決められています。きれいに片付いた空間で、規則正しい生活を行ってこそ、健全な精神になれるのです。 たとえば机に経本を置くときも、置き方からしまい方までが厳格に定められています。 「昨日使った文房具が、今日見当たらない・・」というあなたは、道具を使う場所、そしてしまう場所をしっかり決めましょう。 また、お寺では掃除も修行のひとつです。掃除が苦手なら、掃除を生活習慣に組み込んでしまいましょう。「月曜日の朝は洗面所のまわりを掃除する。火曜日はリビングを・・」といった具合です。 汚れが目立たなくても、日課にしてしまえば、やがて掃除が苦ではなくなるはずです。 |
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