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【古歌81】・・古歌に学ぶ生き方



   世の中は
    虎狼も ものならず
      人の口こそ なお勝りけり




【歌の意味】

恐ろしいのは虎と狼といわれていますが、本当に恐ろしいのは、口さがない他人の中傷とか陰口が恐ろしいという趣旨です。


確かに狼でも虎でも、野に放たれたら非常に怖い動物ですが、実は人間の口から発する罵詈雑言とか中傷のほうがよほど怖いのです。

うわさとか陰口が、どれだけ人を傷つけ、おとしめているかを思い知らされて教訓になりますね。

こちらの思いを相手に伝えるのは、対話の基本ですが、これがなかなかむずかしいものです。
とにかく、百回、相手に話したとしても、よく伝わって、70パーセントどまりならいいほうでしょう。

あとは聞いた相手がこんどは自分勝手の考えで話の内容を理解するのですから、始末の悪いこと、この上ないです。

それならたとえば話の内容を要約して相手に渡すほうが、幾分かの理解の違いはあっても、こちらの真意が伝わりやすいかもしれませんが、そのようなめんどうなこともできず、人との会話ほど難しいものはありません。



古歌に学ぶ
81 世の中は 虎狼も ものならず
人の口こそ なお勝りけり
82 世の中を 四尺九寸に なしにけり
五尺のからだ おきどころなし
83 足元の 道を忘れて 荒岩づたい
谷間奥山 ふみまよいつつ
84 霜を経て 匂わざりせば 百花(ももはな)の
上には立たじ 白菊の花
85 わが心 鏡に映る ものなれば
さこそ姿の 醜(みに)くかるらめ
86 アザミ草 その身の針を 知らずして
花と思いし 今のいままで
87 世の中に 蒔かずに生えし ためしな し
蒔きてぞついに 運や開けん
88 春の夜の 闇はあやなし 梅の花
色こそみえね 香りやはする
89 愚かなる 恣意の炎を 噴きたてて
我と迎うる 火の車かな
90 気もつかず 目には見えねど いつのまにか
埃(ほこり)たまるは 袂(たもと)なりけり



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