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★ 太宰治の名言 昭和初期を代表する小説家。 『走れメロス』や『人間失格』など、幾多の作品で知られる。
小説『パンドラの匣』は、結核療養所で病と闘う主人公の物語です。 主人公と温まる交流が描かれており、読後に爽やかな明日への希望を感じられる物語です。 太宰治といえば退廃的なイメージの作風が有名ですが、本作のようにポジティブな印象の青春小説も残しています。 タイトルにもなっている「パンドラの箱」は、ギリシャ神話のモチーフです。開けてはいけない禁断の箱を開けてしまったことで、世界には病気、天才、犯罪など、さまざまな災いが起きるようになりました。しかし、箱の中には希望が残っていたという寓話です。 ★ 絶望の淵で、冷静に振り返ってみよう 大きな失敗や不幸があり、それまで積み重ねてきたことがいっさい無駄になってしまいそうなとき、あなたならどうしますか? 中には自暴自棄になって、なにもかも投げ出してしまう人もいるかもしれません。でも、それは仕方のないことなのでしょうか? いいえ、そんなことは決してありません。「パンドラの匣」には、こんなセリフもあります。「人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また『絶望』という観念にも同様にあざむかれる事がある」。 絶望的な状況でも、希望は絶望の中で見つかることもあるのです。もし取り返しのつかないことが起きたときは、まずは深呼吸をしてみてください。 冷静にこれまでの行いを考え直してみるのです。すると挽回のチャンスはいくらでもあると気がつくはずです。 |
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