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★ 趣旨 一器の水をもう一器にそそぐように、師と弟子とが完全に一体となることで、人生に尊敬できる先輩や師を持つことは、とても大切であるという意味です。 最近では、先輩を「くん」づけで呼ぶことがあるようです。 また、酒席などで目上の人と同席する場合も、フランクな言葉遣いをする若者が多くなったといわれています。それはそれで、いい関係が築けているのであれば問題はないでしょうが、現実にはそうはなっていないのではないでしょうか。 一方、昔の体育会系の世界などでは、先輩は何歳になっても先輩です。 学校を卒業してからも、先輩の前では直立不動で敬語を、思わず使ってしまうこともあるようです。 これは、少し極端な話ですが、人生で心底尊敬できる先輩や師と呼べる人を持つことは、どんなに心強いことでしょうか。 豊かで明るく、寛大で強い心を持って過ごしていけると思いませんか? そして、その先輩や師の持っているすべてを習得したいと願うのではないでしょうか? 禅の言葉は、「ひとつの器からもうひとつの器に水を移すように、師のすべてをいただきなさい、師と一心同体になることを目指しなさい」と教えています。 |
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