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【禅の言葉】・・一器水瀉一器(いっきすい しゃいっき)


★ 趣旨

一器の水をもう一器にそそぐように、師と弟子とが完全に一体となることで、人生に尊敬できる先輩や師を持つことは、とても大切であるという意味です。




最近では、先輩を「くん」づけで呼ぶことがあるようです。

また、酒席などで目上の人と同席する場合も、フランクな言葉遣いをする若者が多くなったといわれています。それはそれで、いい関係が築けているのであれば問題はないでしょうが、現実にはそうはなっていないのではないでしょうか。

一方、昔の体育会系の世界などでは、先輩は何歳になっても先輩です。

学校を卒業してからも、先輩の前では直立不動で敬語を、思わず使ってしまうこともあるようです。

これは、少し極端な話ですが、人生で心底尊敬できる先輩や師と呼べる人を持つことは、どんなに心強いことでしょうか。

豊かで明るく、寛大で強い心を持って過ごしていけると思いませんか?

そして、その先輩や師の持っているすべてを習得したいと願うのではないでしょうか?

禅の言葉は、「ひとつの器からもうひとつの器に水を移すように、師のすべてをいただきなさい、師と一心同体になることを目指しなさい」と教えています。





禅の言葉でストレスや悩みを軽くしよう
人との出会いを輝かせる
放てば手に満てり
生といふは、人のふねに乗れるときのごとし
見性成仏(けんしょうじょうぶつ)
花は無心にして蝶を招き、蝶は無心にして花を尋ぬ
自未得度先度他(じみとくど せんどた)
風(かぜ)疎竹(そちく)に来る、風過ぎて、竹に声をとどめず
挨拶(あいさつ)
一器水瀉一器(いっきすい しゃいっき)
把手共行(はしゅきょうこう)
不立文字(ふりゅうもじ)
光明(こうみょう)を学得(がくて)せる作家(そか)まれなり
三人同行(どうぎょう)すれば必ず一智(いっち)あり
お陰様(おかげさま)
一期一会(いちごいちえ)
三級(さんきゅう)浪(なみ)高くして魚(うお)龍(りゅう)と化す



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