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★ 趣旨 悟りは文字や言葉ではなく、心から心へ伝わるものという意味です。 言葉では伝わらないものを、伝え、また汲み取る力が人間力です。 「やってみなければわからない」「百聞は一見に如かず」とはよく耳にする言葉です。 これは、いくら言葉の解説や説明を読んだり聞いたりしても、1回でも経験したほうがよくわかる、自身が体験したり見たりしないことには本当のことはわからない、という意味です。 この悟りに関しては、やってみたり一見したりするくらいでは、理解しがたいことではありますが、禅の「不立文字」という言葉も同じような意味です。 悟りとは、言葉によって得られるものではなく、修行を積んだ上で心から心へ伝わるものだといわれています。 「真実は言葉で表すことができないのだから、言葉に惑わされたり、とらわれたりしてはならない」と教えているのです。 人とのコミュニケーションも同じです。 言葉では伝わらない真心や感謝の気持ちをいかに伝えていくか、いかに汲み取るか、それができる力が人間力なのかもしれません。 |
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