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★ 趣旨 心をどこにもおかないという意味です。 「無心」とは邪気がないこと。 邪気とは、人間の悪意や他人を傷つけようとする心です。 素直な様子を無邪気と言いますが、禅の言葉としての「無心」とは少し違う意味です。 たとえば、剣道や柔道などで「心を無にして戦いなさい」といわれたことや、聞いたことはありませんか? 映画やテレビでもお馴染みのセリフですね。 それはつまり、まず頭で考えた後に行動へ移していては、相手に邪気を感じられてしまい、動きが読まれてしまうということです。 そうではなく、勝つために必要なのは心を無にして、相手にさとられないように反射的に手足を動かすことです。 それが勝利への秘訣だというのです。 「無心」は自分の実力を最大限に発揮できる状態、集中力が最大限で高まり、自分が考えも及ばない宝を発揮できる状態といえます。 いつでも心を無にできるような境地になってみたいものです。 |
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