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★ 趣旨 状況や場合に応じた行動を取ることで、心を穏やかに保ち、瞬間の出来事に対応できるように準備しておけというのが趣旨です。 仏教には「六道輪廻(りくどうりんね)」という世界観があります。 六道とは「地獄(じごく)・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・人界(じんかい)・天界(てんかい)」で、人はその一生涯の行いによって、死後は地獄にも天界にもいけるというわけです。 たとえば、怒りにとらわれやすければ修羅にもなりますし、欲にかられれば餓鬼にも畜生にもなるし、よい行いを貫けば人界、天界にもいけるわけです。 でも、そんな仏教観のマニュアルともいうべき教えも心を「臨機応変」に構え、怒りが湧いたときは趣味でストレスを発散する、欲が沸いたときは時間を置いて冷静に考えてみるなどして対応すればいいのです。 現代はマニュアル時代です。 企業はありとあらゆることに誰でも対応できるようにマニュアルを作ります。 でも、そのマニュアルの範疇にないことが起こってしまうと、一国の総理大臣さえ、あたふたしてしまうのです。 いつも心を穏やかにして、何が起きても対応できるような準備を、私たちはしておきたいものです。 |
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