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宇宙を貫く絶対的な真理は究極的には「陰」と「陽」で言い表わされる二極(電気のプラスとマイナス、磁石のN極とS極のようなもの)の形態で、これが互いに交わり和し、ついには二象一態と後で説明します万物生存五原則の原理につながって天地間一切の事物が生じました。 宇宙開闢から約150億年、地球が誕生して約46億年経過したといわれています。 この気の遠くなるような悠久の時空(時間と空間)は始めなく終わりもなく、ただ陰陽二極のエネルギーと万物生存五原則の原理が黙々と運行し支配することによって自然の秩序が保たれています。すなわち色や形にいまだいたらない前の根本の道理とか真理と呼ばれるものによって万物の生成化育がなされているのです。 昔は彗星が天空に長い尾を引いて夜空に華麗なその姿を現す年は、なにか大きな天変地異が起こるのではないかと懼れられていましたが、それは彗星の周期に規則性がなく偶然に地球に訪れると思われていたからで、周期が計算によって明らかになると、こんどは彗星を珍しいものと思いこそすれ、誰も彗星を見て不安にかられる人などいなくなりました。 このように真理もいずれは物理学的に計算され証明され、そして誰にも分かりやすい統一された見解が示される日がやってくると思われます。 つまりいままで真理は概念的(個々の事物の共通点から、多分、こうであろうとした考え)とか概論的(全体を見て、おおざっぱにまとめた理論)にしか捉えられていませんでした。 そのために随分、それを語る人の手前勝手に、いわゆる理屈と膏薬はつけようによってどうにでもなる式に語られることが多かったですが、それはただ人々の知恵がそこまでいたっていなかっただけのことです。 現在、分かっていることは、森羅万象のよって立つ原理の一つ目には、 @ それと同等のものがある (人間にたとえるなら、自分の兄弟とか黄色人種に対する白人) A それから発するものがある (人間をはじめ動物の発する声や汗などの分泌物) B 生存のために相手をやっつける (動物を捕獲するとか植物を収穫して食用にする) C 他からやっつけられる (害虫や細菌に肉体が侵蝕され生命を奪われる場合もある) D それを産み出してくれるものがある (たとえば親のように自分を産んでくれる) の、この五種の生存原則があります。 二つ目には、宇宙には、地球も含め、二象一態の原理によって支配されている。 三つ目には、万物は強いものに従う などの、三つの大きな法則があります。 これらの真理は、毎日、目の前で起きている事象をつぶさに観察していればわかることです。 形而下(形として見える)的には、固体や液体は目で確認でき、目に見えない気体や電気や磁力は計測器で計測できるなど形や色、あるいは諸種の現象となって私たちの前に姿をあらわしています。 もちろん、「心などの中身」は、目に見えないし、計測することもできませんが、やはり注意深く観察することで、たとえ形而上(形として見えない)的であったとしても、三つの法則が理解できるのではないでしょうか。 ただ、これらの三つの法則を体系化して、正しい見解や理論を構築するには、少し時間がかかるかもしれません。
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